短歌 まとめ

 

自己満足で短歌を詠むのが最近の趣味です。(読むじゃなくて詠むのほう)

 

メモ帳に残したまま、あんまり出すところがなくて悲しいので、ブログにまとめてみようかな、と思ってパソコンを開きました。

 

何気ない日常が特別なものになる感覚を味わえるので、短歌という趣味は、結構おすすめです。

季語とかがなくて自由度が高いので、知識がなくても楽しめるのがいいところ。

 

直感と気分でタイトルをつけてざっくばらんにまとめます。笑

 

よーいどん!

 

  • おんなのこはずっとかわいいんだってば

オレンジと コーラルピンクが 味方する
私の季節よ 邪魔はさせない

 

春風に 背中押されて 揺れる裾 表参道、骨董通り

 

純白の ベール被って 踊る夜 あなたも馬鹿ね 見破れないのね

 

『かわいいね』 君の口から 聞きたくて 今日も押してる 投稿ボタン

 

白ニット 君が好きだと言ったから 君の視界に 映らなくとも

 

  • フィクションでもノンフィクションでもない何かを

好きだよと 優しい嘘を 並べては ルージュを落とす きみのくちびる

 

キスをする 代わりにきみに 教わった 苦い煙草の 間接キス

 

海を越え 探しに行った 雪の街 きみの体温 きみからのキス

 

マスカラを 汚さず涙を流しては 今日も演じる 君の『ともだち』

 

口をつく 嘘と引き換え 側にいて 幸せ願い 罪を償う

 

『さよなら』と 涙落とした 一筆箋 『忘れないで』と 想いかくして

 

くちづけの 後にごめんと呟いて どこを見てるの なぜ謝るの

 

残り香と ぬくもり置いて 部屋を去る
きみに仕返し (忘れさせない)

 

  • 青春はもう、戻ってこないけど

問題(5) ほんとは解けるの だってほら 君は気付かず ひとりじめされ

 

制服と いっしょに脱いだ 恋心 君への好きも 今日で卒業

 

いつだって 横に感じる 体温に 深い意味など ないとは知っても

 

  • 画面の中のきみに首ったけ

画面越し きみが微笑み 鳴り響く 幾度と聴いた 恋をする音

 

名前呼び 繋いだ手と手 見つめては 時よ止まれと 空を舞う銀

 

花束も ガラスの靴も ないけれど 夢をみせるよ ここで待ってる

 

  • それでも、心臓は止まらない

踏切の 赤が滲んで 舞い降りた 悪魔が笑う "ゲームオーバー"

 

  • まだ何者でもない私は

冬の空 遠くに光る 星見上げ 掴めず吐いた 白い溜息


片足が 脱げることなき コンバース 魔法の杖は 修理に出した

 

  • 番外編-愛する人たちと、妄言と #アイドル短歌-

幸せに すると誓った 君の瞳に 映る光を 守り続けて(松本潤

 

俯いて 赤く染まった 耳の先 俺の所為だと 知っているから(田中樹

 

理不尽を 睨みつけては 運命に 喧嘩を売るは 若気の至り(櫻井翔

 

『行かないで』 言えずに買った 赤い薔薇 さよならなんて 言わないからね(渋谷すばる


ありがとう 素直に言えず 苦笑い 暗号解いて 見つけてみてよ?(二宮和也

 

永遠は ないととっくに 知っていた ここは東京 負けてたまるか(錦戸亮

 

現実と 夢の境界 見失い もう戻れない 愛が足りない(三宅健

 

蓋をして 奥にしまった 宝箱 開けて覗けば 懐かしい街(向井康二

 

描く夢 拾い集めて 火を灯し 桜が舞えば 革命の合図(おと)(SixTONES

 

  • 番外編の番外編-初めて恋をした日に読む話-

俺だけの 君が名付けた この色と 恋をしている 『無敵ピンク』

 

勉強と 共に覚えた 初恋は 褪せることなく 俺を苦しめ

 

以上です、もし最後まで見てくれた人がいたら本当にありがとうございます。

もし一句でも、1mmでも心に刺さるものがあれば嬉しいです。なんておこがましいことを言ってみます。(2019.03.11)

 

 

シンデレラストーリーを起こしたい

 

シンデレラストーリーを起こしたい。

 

いつからか、本気で願うようになっていた。

 

"むかしむかし"から始まるおとぎ話。

よくある少女漫画みたいな恋愛物語。

子供の頃からそんなものに、憧れて、夢を見ていた。

 

でも

今の私にはそんな夢物語は、すこしだけメルヘンすぎる。

私たちが生きているのは、"むかしむかし"の世界ではないのだ。

『平成最後』なんて言葉が飛び交う現代を生きる私たちに似合う、シンデレラストーリーとは、なんだろうか。

そんなことを夜な夜な考えている。

 

なにも、王子様と結婚することだけが、シンデレラストーリーではないのではないだろうか。

 

童話「シンデレラ」の主人公のように、有名ではない一般人女性が、短期間で(あるいは長い年月にわたる苦労の末)見違えるほどの成長と幸福を手にし、芸能界や社交界、その他の一流の場などにデビューしたり、あるいは資産家と結婚する成功物語

 

これがシンデレラストーリーという言葉の"意味"だ。

 

だったら、現代で、大人と子供の間を彷徨う、『Z世代』なんて名前のついたわたしたちに似合うシンデレラストーリーが、きっと起こせるのではないだろうか。

 

『その人自身が理想とする人生を実現し、"幸せだ"と胸を張って自信を持って生きること』

私は、現代のシンデレラストーリーをそう定義してみたいと思う。

 

今を生きる私たちには、きっと生き方の選択肢なんて無限に存在している。

きっとどこにチャンスが転がっているか分からないそんな素晴らしい世界で生きることができる。

そんな私たちはきっと、
幸せにしてくれる王子様を待たなくても、魔法がなくても、私のガラスの靴は私が探せばいい。私の物語は私が紡げばいい。

そうやって幸せをつかめると思うのだ。

 

私たちにとって、童話"シンデレラ"の王子様とイコールの存在は、恋人や結婚相手だけではない。仕事やキャリアだって、イコールで結んでみたらいい。

ガラスの靴はきっと"私だけの強み"。

 

最初はそんなもの見つからなくても、自分に自信が持てなくなって、何者にもならない自分にため息をつく日々だって、

そうやってひとりひとりが自分だけの物語を主人公として紡いでいけたら、その物語を愛することができたら。

 

そこにはもしかしたら、

"現代のシンデレラストーリー"が生まれるのかもしれない。

 

そんな願いにも似た"定義"を、してみようと思う。

 

 

シンデレラストーリーを起こしたい。

 

コンプレックスに嫌という程泣いて、

環境のせいだと泣きわめきたくなるくらい、いろんなものが消えて行ったり、

刃物のような言葉で傷ついて、日陰で生きたり、

そんな時があったからこそ、

 

夢見がちだと言われても、

なに言ってんのと笑われても、

 

私は、私のガラスの靴を手に入れて、

自分の力で魔法にかかって、

自分だけの物語を紡いでいく。絶対に。

 

合言葉は、『bibbidi-bobbidi-boo!』

わたしの物語は、まだ始まったばかりだ。